江津にゆかりの若者たちが、合同会社「シーラカンス食堂」を兵庫県小野市にたちあげ、ユニークなまちづくり事業を展開しています
会社の代表は、小林新也さん23歳、大阪芸術大学の学生時代に江津市本町甍街道の活性化事業に関わられた経緯があります。
現在 江津本町甍街道は、ふらり(江津本町甍街道の街並みを保存し活性化させる草の根グループ)によって、街並み散策のイベントや散策マップ制作など多彩な活動が開催され、江戸時代に石見銀山天領として栄え、江の川舟運と北前船が交わる商工地として形成されてきた古き街並みを、貴重な資源として未来に伝える活動が展開されています。
『ふるさと兵庫県小野市にも若者が集まる場所をつくりたい』と、「播州カフェ」のオープンをめざす。「眠っている文化を掘り起こすことで、自分たちの町に誇りを持つ」ということで、地場産業の播州そろばんや播州織りなどを利用した店づくりの構想を持っている。
合同会社シーラカンスは平成23年3月設立。日用品から空間まであらゆるデザインをする会社である。もちろんまちづくりにも積極的にかかわる姿勢である。
同会社の事業内容は、「文化を繋ぐ」デザインの力で、この世のためにできること・・記されている。
若者らしい、形や具体的なモノにこだわらない、自由闊達なセンスと発想、そしてそれを裏付ける「デザイン力」があるようだ。
小林さんは「インターネット上にはたくさんの出会いの場があるが、現実の社会には集まる場所が少ない。地域のコミュニティ−が動き出すきっかけにしたい」と話している。
小野商店街連合会会長の芝本さんは、「商店街に新しい風を吹かせて欲しい」と期待されている。
ちなみに、合同会社シーラカンスのメンバーは、小林さんの他に、甲南大出身の吉岡直哉さん22歳、名古屋大学4回生の松尾圭亮さん23歳。新しい何かを起こされることを期待したい。