石州瓦の故郷 石見は、島根県西部に位置する地方。
『余ハ石見人 森林太郎トシテ死セント欲ス』と遺言し60歳で亡くなった明治の文豪、森鴎外(津和野出身)、近代法学や西洋哲学を導入した明治の知識人、西周(津和野出身)、また芸術座を開設するなど日本の新劇界のさきがけとなった劇作家島村抱月などを輩出した地域です。
『なつかしの国 石見』というのは、石見観光振興協議会(島根県西部県民センター商工労政事務所内)が、石見地方を一体的に売りだし、全国の多くの人に石見の魅力を知っていただき、味わっていただきたいことから、石見の統一したイメージを創りだすために考えられたキャッチフレーズです。
石見地方には、青い日本海、緑の里山、豊かな水をたたえる中国地方最大の河川「江の川」、日本一の清流『高津川』などたくさんの自然が残っています。
こうした自然からは、豊かな景観だけでなく、鮎、わさび、高原野菜、イカ、のどぐろ、カレイなど食材も豊富にとれます。
こうした豊かな自然に恵まれた暮らしの中からは、石見神楽や石州半紙、根付などをはじめとした素晴らしい文化や、石見焼き、石州瓦といった地域に根差した産業があります。
そうした暮らし文化の情景の一つに『赤瓦の風景』があります。
石見を訪れた人々の殆どは、『赤瓦の景観がすばらしい』『今まで見たこともない独特の風景』と言われます。
そんな赤瓦の風景を紹介された新聞記事があります。
地元の弁護士『佐和 洋亮さん』が書かれた文章を紹介しましょう。見事に赤の風景を表現されています。
記事掲載は山陰中央新報社のご協力によるものです。