さる3月23日、名古屋市のメルパルク名古屋で、日本屋根外装工事協会(坪井進吾会長)主催のシンポジウムが「取り戻せ日本の誇り−美しい日本の原風景を次世代に継承するために−」というタイトルで開催され、屋根工事や日本瓦製造企業、関係者ら200人が出席しました。
当日は、山田勝雄全国日本瓦工事業連盟理事長のあいさつと趣旨説明に続き、大村秀章愛知県知事が「世界に通用する日本人としての誇り」と題して講演されました。
大村知事は『愛知はモノづくり日本一の県。モノづくり産業を高めることが世界への貢献となる。』『日本瓦が持つ文化的・芸術的な側面をPRしなければならない』などと語られました。
島根県からは、しまね産業振興財団の長岡明生事務局長、佐々木賢一石州瓦工業組合理事長がパネラーとして参加、美しい日本瓦屋根を次世代に継承する方策について議論が展開されました。
佐々木理事長は『瓦の産地であると同時に、美しい景観が残る石見地方にぜひ足を運んでほしい』と強調。長岡明生事務局長は『屋根瓦は日本が日本であるための象徴。(東日本大震災の)復興には街づくり面からも知恵を絞る必要がある』と提言されました。