伊達市観光物産館は、伊達市はじめての観光物産館整備事業設計・施工公募型プロポーザル方式が採用され、地元SUDO(須藤建設(株))が札幌の設計事務所(株)アトリエ アクとのコラボレーションで応募した『Date "NUKUMORI ICHIBA"』が選ばれたものです。
規模は鉄骨平屋建995m2、江戸時代の町屋風に仕上げられており、屋根材には石州J形いぶし色が採用されました。
石州J形の施工は、道内の(有)合田板金工業(登別市緑町)が担当、見事な和風瓦葺の屋根に仕上がっています。
店内には市内農家約70戸が朝取りの野菜や季節の山菜などを直売するほか、約100社の食品・水産加工品業者が出店、軽食やテイクアウトコーナー、休憩スペース、観光案内など多彩なサービスが展開されています。
写真・資料提供 室蘭民報
伊達市は、北に有珠山、北東に自然豊かな大滝地区、南はおだやかな内浦湾(噴火湾)を配し、対馬暖流の影響から冬も雪が少なく1年を通して温暖です。内陸の大滝地区は雪が豊富でウインタースポーツなどが楽しめます。
北海道の南西部に位置するこの町は、明治3年、仙台藩一門の亘理伊達家の集団移住によって開拓されました。
亘理伊達家は戊辰戦争の際、官軍に敵対したことから領地を著しく減らされたことから、当時の領主伊達邦成がこの地に夢を託したことから始まります。
この地が『伊達市』と名付けられた所以がここにあります。
この地には北海道最古の寺『有珠善光寺(文化元年 徳川幕府によって建立)』もあります。昭和49年に国の史跡に指定されました。
現在この町は、市街中心部を伊達市の顔として、伊達らしさを追求したまちづくりを行うため『伊達市物語回廊=まちなか街路』を整備テーマに、市街中心部を回廊としてつなぎ、各商店街との連携を保ちながら、市街地の景観を配慮し、歴史的建造物、古木などを保存しつつ、新しいまちなみ形成が進められています。