合格されたのは、(株)梵陶石(札幌市)の林文浩社長(51歳)、瀬川瓦工業(函館市)の石田大樹代表(40歳)と泉田哲朗氏(26歳)、(有)合田板金工業(登別市)の合田富重社長(54歳)と弟で同社工事部長の合田卓(49歳)さんの5名。
実技試験は、平成24年1月16日 日本三大瓦産地の一つ石州瓦(島根県石見地方)で実施。全国から18名が試験に臨まれました。
時間制限は4時間半。ミニチュアの屋根(90センチ×80センチ)を「引っ掛け桟瓦工法」で仕上げることが実技試験の内容。
5名の皆さんは全員が実技試験に合格、後日行われた筆記試験も見事にパスされました。
今まで実績の少なかった北海道での「瓦屋根」の普及が促進され、「日本の文化を象徴する」瓦が、北海道の厳しい自然(寒さ 積雪 塩害その他)に耐え、丈夫で長持ち、断熱・遮音性などに優れた建物が、たくさん建設されることを期待します。
今回の実技試験の際に、石州瓦業界では、せっかく北海道から、山陰地方の島根県まで来られるということで、翌日の17日に石州瓦業界との意見交換会を企画、島根県商工労働部 産業振興課の長谷川周一主任や島根県西部県民センターの得能昌信所長、M村浩之課長、(株)現代計画研究所の森田直樹氏をオブザーバーに、石州瓦業界からは佐々木賢一理事長以下15名の出席で開催されました。
基調講演には、島根県立浜田高校の阿部志朗教諭を迎え、「石見焼きと北前船、北海道!」というテーマで30分話していただきました
5名の合格者のうち、(有)合田板金工業の合田富重社長(54歳)と弟で同社工事部長の合田卓(49歳)さんの瓦技能士合格の記事が、室蘭民報に紹介されています。
室蘭民報さんの了解を得ましたので、ここに一部をご紹介いたします。
合田板金工業は1970年の創業以来『犬小屋からカニ御殿まで』と、瓦屋根の普及に尽力。瓦屋根は向かないといわれる北海道で、風雪に耐えうる板金との組み合わせによる特殊屋根を開発。耐久、防火、耐風、耐震、耐衝撃性の高い瓦屋根を道内各地に広め、最近では伊達市観光物産館などを石州瓦で葺く工事も担当されています。
資料・記事掲載は室蘭民報からご協力いただきました。