さる5月27日、ハウスメーカーの積水ハウスが中国遼寧省瀋陽市で建設する集合住宅16棟分の屋根材として石州瓦が、浜田港(島根県浜田市熱田町)から出荷されました。出荷総枚数としては過去最大規模の計11万枚。27日はこのうち6万枚を韓国釜山港に向かうコンテナ船に積載し出航。残りは8月の出荷予定。
積水ハウスは、瀋陽市でマンションと集合住宅の大型都市開発事業を展開中で、現地ではさらに16棟の集合住宅の建設が予定されています。
27日当日浜田港で行われた記念式典には、石州瓦工業組合の佐々木賢一理事長や積水ハウス国際事業部業務・生産グループの加藤修一部長をはじめ関係者30人が出席され、テープカットで出荷を見送られました。
石州瓦の海外輸出は、2012年が台湾、フィリピン、ロシア向けに16万2千枚。
今年は大きな飛躍が期待されます。
石州瓦工業組合の佐々木賢一理事長は『冬場厳しい寒さとなる瀋陽市で、凍害に強い石州瓦の特性が評価された。これを弾みに輸出拡大を進めていきたい』と話されました。
テープカットで中国への出荷を祝う関係者 (島根県浜田市 浜田港)