

5月21日(10:35〜12:05)、国立松江工業高等専門学校で開催された課題解決型授業『環境と人間』。
担当教員の環境・建設工学科 広瀬望工学博士と39名の受講生、島根県商工労働部から長岡明生参事他5名の参加の中、石州瓦業界の販路開拓コーディネーター2名によるプレゼンテーションが90分にわたって行われました。
プレゼンテーションの内容は・・・
- 屋根と屋根材の役割
- 屋根材の種類
- 粘土瓦の種類と産地
- 石州瓦について
- 環境への配慮
- 町並み景観の保全
- 石州瓦業界の現状と取組み
- 将来に向けて
このプレゼンテーションを受け、広瀬先生、生徒さんから様々な意見が出されました。下記に紹介します。
広瀬先生から
- 全体的には問題ない。ライフサイクルコストや太陽光の話は興味深い。多様な取り組みがよくわかった。
- 全体的に内容が多すぎる。内容を減らして学生への質問を増やす。
例 洋風と和風の家はどちらが好きか?
自分の家の屋根はどんな色がいいか?
- 話の導入部の検討(家全体から屋根の話に展開したほうがよい)
例えば下記のような流れ
- 家は基礎、壁、屋根が重要な部分⇒家の生涯のライフサイクルコストを左右(家を長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが不可欠)。
- 家はしっかりとした構造設計・施工⇒屋根の重量は家の強度と関係しない。
- 屋根が屋外の気温、風などの影響を防ぎ、快適な住環境を実現する。
- 屋根は家の外観を決め、まわりの風景を左右する
- パワーポイントの初めの写真を用いた国内外の瓦の事例紹介につなげる。
- 製造工程への展開が判りにくい。内容を減らすのであれば、製造工程を削ったほうがよい。
また男子生徒さんからは
- 全体的にむつかしかった。
- 専門用語が多く、判りにくかった。
- 見本はよかった。
- 石州瓦のデメリットが判りにくかった(コストだけ?)
女子生徒さんからは
- 最初と最後は判りやすいが、、製造工程のところがよくわからなかった。
- 自分の家でも太陽光パネルを利用しており、身近な話でわかりやすかった。
次回は6月25日(火)(10:35〜12:05)、松江工業高等専門学校で「学生による成果発表会」という内容で開催されます。

