北前船で結ばれていた北海道と石州瓦の故郷“石見(いわみ)”地方
ご覧の地図でお判りのように、北海道には“はんど”呼ぶ水甕や大型のすり鉢などの“石見焼き”や“石州瓦”が使われていた足跡が相当な面積に拡がっています。
江戸末期から明治時代、石見焼きは北前船によって、日本海を北上、能登や越後、酒田、秋田、津軽、そして北海道は小樽や松前、江差などの港から道内各地に普及していったようです。
阿部志朗氏(島根県立浜田高校教諭)調査資料より
今ふたたび石州瓦が現代の住宅や建築物に・・
そして現代、石州瓦が、北海道では“新しい屋根材”として注目を集めてきています。
ごらんの住宅は、ここ近年の間に建設された住宅や大型建築物。石州瓦伝統の和瓦をはじめ、最近の新製品である“石州S瓦”“石州平板瓦”など洋風住宅に適応するデザイン瓦が多く使用されています。