平成27年3月20日(金)に平成26年度「隠岐世界ジオパークに関する研究大賞(主催:隠岐ジオパーク推進協議会)」の最終審査があり、隠岐の自然・歴史・文化と“石州瓦”との関係について研究した浜田高校教諭、阿部志朗氏の「隠岐の瓦屋根景観について」の論文が初代大賞を受賞しました。
「隠岐世界ジオパークに関する研究大賞」は隠岐地域に関して様々な面から地域の価値を新たに掘り起こし、地域資源や地域の魅力の再発見につながるような研究を広く募集し、表彰するものです。
阿部氏の論文では石州瓦の特徴である“凍害や塩害に強い”ことが隠岐地域の気候風土にも適しており、北前船に象徴される日本海海運により大きく普及したと考えられることなどに触れています。
そして、この石州瓦との関係を隠岐世界ジオパーク活動の一環として役立てる方法として、いろいろな種類の瓦を探すワークショップや瓦マップづくりなどを通して隠岐の景観を見直すきっかけになるのではと提言されています。
阿部志朗氏の「隠岐の瓦屋根景観について」の論文はコチラ
(掲載元:隠岐世界ジオパークwebサイト)
これからも隠岐世界ジオパーク活動の推進に“石州瓦”が少しでもお役にたてればと思います。