NEXCO西日本の高速道路やサービスエリア・パーキングエリアの情報、西日本地域のお得な情報などを掲載している無料情報誌「遊・悠・WesT」(西日本高速道路サービス・ホールディングス株式会社 発行)2015年11月・12月号にて、ベンガラの町 岡山県吹屋が特集されています。
吹屋には石州赤瓦※の素晴らしい町並みが残っており、記事内のメインで使われている写真はその景観を見事に切り抜いた、印象的なものでしたので是非ご覧いただければと思います。
「遊・悠・WesT」2015年11月・12月号 遊・悠 Drive
【栄華の記憶留めるベンガラ色の町】
吹屋は西日本最大の銅山を背景にベンガラの産地として栄えた町であり、当時、巨万の富を築いた吹屋の町屋衆は、同じく当時全国に知られた石見の宮大工を招き町並みの建設を進め、さらには石州瓦の職人たちも住まわせ、この地で石州来待瓦を造らせたと言われています。吹屋は冬ともなれば深い積雪に覆われ氷点下を下回る地域でもあり、凍てに強く丈夫な石州瓦が重宝されたのだと思われます。
吹屋については“赤の魅力”や“赤の街道を往く〜山陽路編〜”でも取り上げております。こちらも是非ご覧ください。
NEXCO西日本の無料情報誌「遊・悠・WesT」はNEXCO西日本管内のサービスエリアやパーキングエリアで配布されているとのことです。秋の行楽シーズン、高速道路をご利用の際は是非手に取ってご覧ください。
「遊・悠・WesT」のバックナンバーも見れるWEBサイトはコチラ!
http://www.w-holdings.co.jp/yuyu/
※吹屋の景観を形成する赤瓦は石州瓦以外にも塩田瓦が使われていると考えられます。塩田瓦とは吹屋に住み着いた石州瓦職人が地元の土を使い製造を始めた瓦のことです。残念ながら近年は製造されていません。