矢上から中野にかけての盆地は邑智郡内で最大規模の平地です。が、そのほとんどは農地。農地の淡い緑と、盆地内に点在する丘の濃い緑とに赤瓦が映えます。右上に見えるのが邑南町役場(旧石見町役場)。赤瓦葺きの屋根が風景にマッチしています。
出羽川沿いの河岸段丘の上下に発達した40軒ほどの集落。中央の嫁が段丘の斜面。左上のお寺の屋根が気になります。最近屋根替えをするお寺は銀黒が多いようです。
出羽川下流部の30軒ほどの集落。左手奥に旧口羽小学校校舎が見えます。木造校舎の赤瓦屋根は地域のシンボルとしての印象を伝えています。
3kmほどの谷川沿いにある70軒ほどの集落。緑の中に点在する散居型の集落は中山間地域の代表的な景観。周囲が圧倒的な緑にますます赤瓦が映えます。
赤瓦の屋根だけでなく、周囲の素材と一体となった景観形成。耕地の畦や背戸山がきれいに管理されています。屋敷の石垣、真壁造りの白壁、赤瓦の屋根、背景の緑が一体となっています。